閉所恐怖症

閉所恐怖症の方の、カウンセリングの2回目です。

彼女は、10年ほど前、電車で、急に、血の気が下がり、その場にしゃがみこんでしまった経験があり、その後、電車のドアの閉まる音が、すると、その時の恐怖が、蘇ってきます。

以来、電車、バスには乗れず、自家用車は、何とか、運転できるようには、なって来ています。

細かい話は、ここでは、避けますが、そのしゃがみこんだ時の、体調の悪さ、また、周りの視線が、冷たく、また同じ経験をするのでは?と、何かあっても他人は、頼れないと、思っています。

そこで、催眠療法で、その時に戻ってもらいました。
すると、驚いたことに、今まで、10年間、思い出さなかったことが、思い出されました!

彼女は、誰も助けてくれなかった、誰もそ知しらぬふりだった、ことを、脳裏に焼き付けていましたが、実は、一人の女性が声をかけて、そばにいてくれたのです。
その女性は、彼女が、「大丈夫だ」と告げたので、しばらくすると、その場を去ったようです。

話を聞いていると、どうもその時の彼女には、「近づかないでオーラ」が出てたようです。
その様子を聞いていた、回りの人々も、声をかけないでいたようです。

・・・・・
人って、このように、記憶が曖昧で、都合のいいように、書き換えてしまう場合があります。
(この場合は、他人は冷たいと思い込むことで、体調崩しても人は助けてくれないので、電車には乗らない)

今回は、彼女にとって、とっても大きな収穫が、ありました。
他人って、やさしいし、困ってる人を見たら助けてくれる。
少しだけ、手を差し出しにくい状況を、自分が作っていた。
次に、電車に乗って、気分が悪くなっても、誰かが助けてくれるかも・・。

次回、2週間後に会うことを、約束して、今日は彼女と分かれました。


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